景気状況ごとに強いセクターとは?|初心者向けの整理

株式投資

株式投資でのセクターとは?どういう役割を持つ?にて、企業を分類したのがセクターであるとわかりました。ただ、これはどういうときに役に立つのでしょうか?初心者向けに整理しましょう。

好景気や不況といった時々の景気に応じて、株価が高騰しやすいセクターがあります。

景気は常に変動しており、好調・不調の時があります。
人は、好調の時、モノやサービスを購入・利用する傾向にあります。インフレ時には収入が多いので、余裕のある生活ができます。
反対に不調の時、モノやサービスを購入・利用を制限するでしょう。デフレ時では支出を最低限に抑えます。
景気は、回復期ー>好調期ー>後退期ー>不況期ー>回復期…というサイクルを経ます。こうした景気循環を伴って、経済が成長するのです。

この時々の景気状況と人の消費行動に対応した、株価が高騰しやすいセクターがあります
例えばインフレ時といった好調期では人は外食を伴う旅行に出かけるでしょう。
反対に不況期には食品や生活用品といった必需品のみを購入するでしょう。
このように景気状況ごとに需要の高い産業・業種があり、株価の増減として結果に反映されます。同じ産業・業種の企業を分類したのがセクターですので、同セクター内における企業の株価推移は往々にして似ています。

では、この景気状況と、その際に強い(需要のある)セクターを以下に示します。

景気状況強いセクター
回復期ハイテク、金融
好調期資本財、一般消費・サービス、素材
後退期エネルギー
不況期生活必需品、ヘルスケア、通信、公共、不動産
景気状況と強いセクターの関係

回復期では景気が上向くと多くの人が投資に参加し始めハイテクセクターで物色されることになります。また、金利引き上げを期待しての金融セクターへの投資が見込まれます。


好調期になると市場全体が上向きますが特に、購買意欲が高まりモノやサービスを購入・利用することが多くなります。この結果として、資本財や一般消費・サービス、素材セクターでの需要が高まります。


後退期に移行し始めると、活発な投資が抑えられ市場全体の株価が下落していきます。現代社会では必須のガソリン、この元となる石油関係の会社で構成されているエネルギーセクターは、他のセクターと比べ比較的需要があります。しかし、石油を輸出している国の経済状況に強い相関があるため、安定しません。


完全な不況期に突入すると株価も暴落します。しかし、人が生きていくうえで絶対に必要な、生活必需品、ヘルスケア、通信、公共、不動産セクターでの企業の商品は買われます。景気状況に関係なく安定した業績を発表する企業に投資が集中することになります。

景気に応じて、投資先セクターを切り替える、セクターローションと呼ばれる投資方法があります。例えば好調期なら一般消費・サービスセクターに集中投資し、後退期にはエネルギーセクターへと切り替えることです。
しかし、実際には今日・明日から好調期から後退期へと切り替わることはありません。また個人がこの状況を的確に判断するのは難しいので、実践する必要はありません。


景気には、回復期ー>好調期ー>後退期ー>不況期ー>回復期のサイクルがあります。
景気状況に応じて人の消費行動が変わるため、需要のあるセクターとの対応を把握することは重要です。本稿ではこれについて整理しました。
セクターごとの投資金額の割合を、景気状況に応じて変動させるとよいでしょう。

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