【固定費節約】住居費の削減効果は目先の手間より長期的な視点で見るべし

節約倹約

変動費よりも固定費を下げることの重要性はわかっているけど、実際に取り掛かれない。
そんな方はどれほどの効果があるのか、住居費を例にして一緒に確認していきましょう。

固定費の代表格である住居費が安くできると、長期的に高い効果が期待できます。

都内のタワーマンションに、あるいは何部屋もある広いところに住んでいるのに、お金が貯まらないと嘆いていませんか?それはある種当たり前なのです。
貯蓄を始める際に最初に手掛けるのは住居費といった固定費を削減するところからです。詳細は(固定費と変動費、最初に節約するのはどちらか)を参照ください。

住居費を毎月1万から2万でも削減できると、年間に換算すると12万から24万もの効果があります。10年間にすると100万円を超えます。
この間は特別なことはしなくていいのです。住み続けていると1・2万円による部屋の差はたいしたことないと思えます。ただ普段通り生活しているだけで、勝手にお金が貯まります。
本業で毎月1万円を増やそうとするのは並大抵のことではありません。2万円上げるのはよっぽどの人だけです。
しかし、こちらは誰でも簡単にできます。これまでどうしてもお金を貯めることができないと思ったことのある方は、まず住居費を減らすための引っ越しをしましょう。

住居費を下げるためとはいえ、引っ越しは確かに面倒ではあります。本当にやることがいっぱいです。
第一に新居を決めることが先決です。すべてに満点がつく部屋はないので、自分にとって譲れないところと我慢できるところは何なのかを考慮して決めるでしょう。
業者への依頼手続きや家具の整理といった引っ越しの準備をします。
忘れてはならないのが携帯電話や免許証に記載されている住所を変更する手続き。考えただけでも憂鬱になるくらい、やることがいっぱいで止めたくなります。

しかし、この手間を乗り切ることができれば、以降はずっと楽ができます。
例えば、現在8万円の家賃を支払っているのを、引っ越し代として10万円かかったけど、家賃6万円にできたとします。元手の10万円は5か月で回収でき、以降は毎月2万円ずつ余分に使えるお金が増えます。収入自体にかわりがないのに!
この毎月2万円を本業で稼ぐ手間と引っ越しの手間、どちらが大変でしょうか?そもそも本業では昇進が年1回しかないでしょう。さらに自身の成果によって左右されるため、不確実です。
しかし引っ越しなら確実です。

副次的ではありますが、引っ越し準備にて今後いるものといらないものを整理することができます。
パーキンソンの法則を応用すると、モノの多さは部屋の広さにまで拡張する、と言えます。その結果、手当たり次第に購入したモノであふれてしまい、普段の生活では全く使っていないものが出てくるでしょう。
例えば、店先ではオシャレだと思ったが着こなせなくてタンスにしまっている衣類、あるいはトレーニングや運動不足解消のため買ったが放置されている健康器具などです。
これらを捨てると同時に、同じ失敗を繰り返さないように内省できれば、以降の消費削減につながるでしょう。

お金を貯めるため、第一に家賃の安いところに引っ越しましょう。そして浮いたお金で投資しましょう。


固定費を下げることが節約の第一歩です。この代表格である住居費削減についての効果を見てきました。
引っ越しは確かに手間で面倒です。しかし本業で同額の昇進を狙うより楽で確実でしょう。
部屋に特徴的な差が見られない日本では、家賃の差を実感するほど、不便になることはありません。
むしろモノを整理しこれまでの購入したモノを振り返ることで、今後の消費行動の指針にできるでしょう。浮いた家賃代を投資に回していきましょう。

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