【実録|通信費節約】モバイルルーター解約と固定回線契約

節約倹約

会社の方針が変わって在宅勤務できるようなるけど、その分お金がかかるのが不安。節約して少しでも支出を減らしたいけど何から手を付けたらいいのかわからない。そんな悩みを解決します。

既に在宅勤務あるいはこれから在宅勤務にできるというのであれば、まずは固定費、その中でも通信費の節約を優先することを薦めます。本稿ではこの理由と実際に節約できた金額について紹介していきましょう。

在宅勤務での節約のとっかかりにがなぜ通信費からなのか?理由と実録を添えて整理

通勤時間の削減や満員電車への乗車といった嫌な環境を避けることができる在宅勤務。とはいっても支払うお金の金額もなるべく増やしたくないという、要望にも応えるには通信費の節約が一番である理由を紹介します。

支出の節約はまず固定費から始める

支出には以下の固定費と変動費の大きく2つにわかれます。

  • 固定費
  • 変動費

固定費とは主に毎月一定額を支払う形態のサービスのことです。例えば家賃や固定回線代、保険代などになります。

他方、変動費とは1回のサービス利用ごとに不定金額を支払うサービスのことです。例えば食費や電気代、スマホゲームでのガチャ代なども含まれるでしょう。

この大別では、まず固定費を削減することが重要です。変動費の節約はその後に行ないましょう。これらについて次節で簡潔に整理します。

固定費を削減するメリット

固定費を削減することのメリットは次の3つになります。

  • 最初の手間を乗り切ると後が楽
  • 長期的に見て高い効果
  • 本当に重要なサービスを厳選可能

一つずつ簡単に見ていきましょう。

最初の手間を乗り切ると後が楽

まず「最初の手間を乗り切ると後が楽」について整理しましょう。

固定費というのは何かしらの契約をもって支払うことが多いです。この契約を解除することや変更することは簡単ではありません。

固定費は意識せず支払っているが故、反対に一度支払い金額を節約できれば今後もその恩恵を受けることになります。

長期的に見て高い効果

次に「長期的に見て高い効果」について紹介しましょう。

これは一つ目の恩恵とも重なりますが、一度節約できると年単位に直すとその金額は多額になります。

例えば月に3,000円節約できると年間では3.6万円、仮に月2万円節約すると年間ではなんと24万円にも上ります。

この額を昇給ないしは副業で稼ごうと思うと結構な労力になりますよね?

本当に重要なサービスを厳選可能

最後の「本当に重要なサービスを厳選可能」について説明します。

こちらに関して説明する前に、少額でも積み重なった影響について整理しておきましょう。

月500円程度だから解約するのが手間。あるいはまた見るかもしれないから惰性で契約しているなどありませんか?

これが6つとかになると月に3,000円、あんまり使っていないサービスのために支払っていることになります。

一度止めてみてはいかがでしょうか?本当に必要なら再度契約すればいいのですから。

変動費の節約は長期的に無理なく

変動費の節約で代表的なのが食費でしょう。手法として格安スーパーに行く回数を少なくする、かさ増しに適した食材やその方法、特売情報を詳細に調べる等たくさんあります。これらは1回実施するのは手間も少なく効果も見れるので良いです。しかし、これを1年間ずっと行なうのはストレスになってしまうでしょう。

食費を始めとした変動費の節約はとっかかりとしては簡単で少額とはいえ効果が見える利点があります。しかし、逆に言えば反動で衝動買いをしてしまったり、強いストレスを感じて長続きしない可能性も秘めています。これ以上固定費の節約が見込めないとなったときに、ゆっくり長期的に自身に合った方法で取り組んでいく必要があるのです。

節約の順番の詳細については固定費と変動費、最初に節約するのはどちらか?を参照ください。

固定費節約の中でも在宅勤務ではまず通信費がおすすめ

先まで節約をするならまず固定費を対象にすべきという話を説明していました。

ここでは固定費の中でも、なぜ通信費の節約にまず取り掛かるべきなのかについて整理します。以下の3つの観点を紹介します。

  • 手軽に実施可能。場合によっては契約ないしは解約の一方のみ。
  • 家賃はこれまで通り手当てが出るのが普通。
  • 在宅勤務ではネットワーク回線速度が円滑な仕事に重要。

これらについて一つ一つ見ていきましょう。

通信費の節約は手軽に実施可能

通信費を節約するには、使っていない回線代を解約するか、より安いほうへの移行とに大別できます。どちらにおいても契約の解約、ないしは解約と新たに契約という手間を経るだけです。もろもろの時間にすると2~3時間程度もあれば完了するでしょう。たったの1日、節約のために調べたり行動に移したりするだけで、継続的に節約できるとなるとやらないてはありませんね。

一方で、固定費の代表例となる家賃について節約しようとするとどうでしょう。もし月2万円も節約できるとなれば高い効果となりますが、実現には大きな手間となります。引っ越し先の住居を探して内見を済ませて契約することから始まります。加えて引っ越し業者の相見積もり、選定を経たのちに、準備のための整理も必要です。加えてインフラ各種の契約解除、引っ越し後の荷ほどきなどなど考えるだけで気が滅入るほどの手間が必要になります。

引っ越し先で在宅勤務向けの仕事環境を新たに整備するというのも手間になるでしょう。このようなことから、通信費を節約するのは第一歩としては最適なのです。

通信費に関しての在宅勤務補助は出ていないのが普通

家賃の節約よりも通信費を先に進める理由としては、家賃のほうはこれまで通り会社からの手当て(補助)が出るのが普通です。家賃補助はその人が生活するのに必須の物ですので、会社としてもこれを無くすことは困難です。会社からの手当てが出ているなら一旦は満足して、まずは通信費の節約を試みましょう。

他方で、通信費については会社からの手当てが見込めません。理由としては仕事とは別に普段の生活にも利用しているため、いったいいくらが妥当なのか判断がつかないからです。同様の理由で電気代や水道代なども補助も出ないのが普通です。

もし、これらに対して、一括で何千円かの手当てが会社から支給されているのであれば優良企業です。ありがたく頂戴し、在宅勤務を愉しみましょう。

これらのように、会社からの手当てが期待できない分、自分から進んで節約することが大切でしょう。

在宅勤務ならではの要件としてネットワーク回線速度

在宅勤務というのは、これまでの仕事内容が同じで働く場所がそのまま会社から自宅に移行した、という簡単な話ではありません。確かに実際の仕事内容としては変化がないかもしれませんが、実施するための手段が大きく変わります。代表的なのが打ち合わせでしょう。会社では参加者が会議室に集まって議論することができましたが、在宅勤務ではそうはいきません。代わりになってくるのがZoomやGoogle Meetを始めとしたビデオコミュニケーションサービスになるでしょう。このように在宅勤務では、ネットワーク回線速度がとても重要になります。なにせ他の人と打ち合わせをして意思決定をするためにもビデオを通じての会話となるですから。

他に仕事というのは1日の内8時間、3分の1を占める行為になります。在宅勤務では人生においての3分の1もの時間を仕事に充てることになり、ここでの節約効果は高いことを意味します。ただし、注意点としては単に安くすることに注力してしまい、ネットワーク回線速度が遅くなり仕事に支障が出るであったり、ストレスを感じるようなことは避けるべきでしょう。

会社ではメールや情報収集のためのネットサーチのみで済んでいたとしても、在宅勤務ではビデオ通話での会話が必須になります。また人生の3分の1を占める仕事環境にてストレスを感じることが無いような節約が大切になるでしょう。

通信費節約の実例

ここでは社会人一人暮らしでの実際に節約した方法とその金額について紹介しましょう。節約するキーになったのは在宅勤務になります。

基本的な流れとしては以下の通りです。

  • 在宅勤務前の一人暮らしでは携帯電話とモバイルルーターで生活だった
  • 在宅勤務になって外に出る時間が短くなった
  • Zoomなどのビデオ通話が多くなりネットワーク回線速度が圧迫された
  • モバイルルーター解約と固定回線契約により節約の実現

では、これらについて詳細を見ていきましょう。

当初は携帯電話とモバイルルーター生活

もともと携帯電話(スマホではない)とSIMフリー端末で生活していました。動画視聴やスマホゲームなどを行なうことなく、もっぱら端末ではニュースやメール、地図の確認などです。携帯電話とSIMフリー端末を止めて、スマホへの移行も考えましたが、家の中ではパソコンを使うことが多いので、断念しました。

結果、在宅勤務になる前は大半が外にいるので固定回線は契約せず、モバイルルーターの契約で対応しました。外ではSIMフリー端末にてニュースや地図を軽く見て、家ではパソコンを用いてネットサーチで過ごすという生活をしていました。

通勤時間を含めると1日の半分近くを外で過ごすことになる生活ではモバイルルーターという選択は最適でした。家でネットワーク回線速度が遅いと感じることはありましたが、1日の内の僅か2~3時間の中での問題と、些細なことでした。

在宅勤務になって外に出歩かなくなった

コロナによって強制的に在宅勤務を選択させられました。通勤のために毎日2~3時間満員電車に乗って移動している苦痛から解放されるのは僥倖でした。

しかし、今度は移動のために外に出ていた行為が不要になったことを意味していることにもなります。これは反対に、1日の半分を外で過ごしていた生活から、ほぼすべてを家で生活することになりました。休日の休みを除き外に出るのは買い物のためだけです。

こうなってくると家の中でのネットワーク回線速度は軽視できない問題になってきました。

Zoomなどの使用でネットワーク回線速度の遅さに耐えられなくなった

在宅勤務が続くと仕事中でも大きな問題を感じるようになります。それはZoomを始めとしたビデオ通話を用いて上司・同僚と打ち合わせが多くなったのです。それこそ1日の大半を打ち合わせで終わるという日も多々ありました。

大量のビデオ通話ではモバイルルーターでのネットワーク回線速度の遅さが顕著に出てきます。参加者との円滑な対話ができず、時には置いてけぼりになることもあります。同僚だけが参加者であれば気軽に質問することはできますが、忙しい上司となるとそうはいきません。

特にモバイルルーターでは通信容量の上限が設定されているため、容量を多く必要とするビデオ通話は不向きです。上限を超えても通信自体はできるのが一般的ですが、その速度は限りなく制限されてしまいます。この不安を持ちつつ仕事や普段の生活を過ごしていくというのは難しくなりました。

モバイルルーター解約と固定回線契約による月約3,000円の節約

在宅勤務により大半を家で過ごし、ビデオ通話によりネットワーク回線での様々な問題が発覚するようになります。この生活習慣の変化に対応するためにモバイルルーターを解約し、代わりに固定回線を契約することを決心します。固定回線からでもパソコンには有線で、SIMフリー端末には無線で接続できる環境を用意しました。万が一外に出かける際でも事前にSIMフリー端末にてキャッシュしておくことで、ネットワークに接続できない不便さを解消します。

モバイルルーターは月々6,000円程度支払っていました。他方で固定回線代は月々3,000円程度で済みます。差額は3,000円となります。これが毎月の節約となるのです。といってもモバイルルーターの解約は契約更新時期ではなかったため、違約金が追加で2万円かかることになります。しかし、これの回収期間は僅か6か月です。

モバイルルーター解約の手間は、インターネットから申し込みをして電話で内容の確認だけで済みました。固定回線契約の手間については、インターネットから申し込みが最初です。次に業者が家に来て回線接続の工事を実施。後はルータや各種端末との接続環境を整備するだけで済みます。これだけで3,000円の節約になるのであればやらない理由はないですよね?

固定回線になってからは仕事でのビデオ通話もスムーズになり、快適な生活を過ごすことができています。たまに遠出する際には事前にSIMフリー端末にて調べてキャッシュを残しておくことで、不満なく外でも確認することができます。万が一追加の情報が知りたいとなったときは、例えば、スターバックスやマクドナルドなどでコーヒーを頼むことで、Wi-Fi環境を無料で利用できるので安心です。

スマホを持っているなら、テザリングという手もある

もし、SIMフリー端末ではなくスマホを持っているのであれば、テザリングという方法もあります。テザリングとは、モバイルルーターの機能をスマホで代用する行為を意味します。結果、パソコンなどからネットワークを利用できるようになります。

注意としては、下記の2つになります。

  • 価格は6,000円以上になることを想定
  • Zoomなどのビデオ通話が多くなりネットワーク回線速度の低下

これら2つの注意点について問題がないのであれば検討の余地がありますね。

本方法について詳細はこちらを参照ください。


モバイルルーター解約と固定回線契約による節約まとめ

在宅勤務で節約したいというのであれば、まず通信費を検討してみることをおすすめします。引っ越しほどの手間がかからない割に月々の節約額は大きくなる可能性を秘めています。

特に会社から手当の出にくい支出になりますので、取り掛かりとしては効果が高いです。

在宅勤務では打ち合わせなどでビデオ通話が多くなるため、固定回線への契約が通信速度低下の心配もなく安心で、おすすめですよ。

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