成長できる考え方は他人事?自分事?

同期を含め、周りに成長している社員はいませんか?1・2年程度しか違いがないのに自分と比べて伸びていると思う人は、どんなことに気を付けているのでしょうか?

社会人生活において、あらゆる出来事に対して、自分だったらどうするか熟考しているかで今後の成長速度が大きく変わります。

まず、ここでは何某かの会社・団体に属し、職に就いた人を社会人とします。たとえば、一部上場している大企業であっても、非上場のベンチャー会社に勤めている人、さらにはNPOなどの非経理団体に属しボランティア活動に従事している人などです。一方で勉学に勤しむ大学生であったりパートナーに扶養してもらっている方についてはここでは社会人の定義から外れています。

こういった社会人の方にとっては、自身が起こしたミスを反省し、そこから知見を得ることは必須となります。人は失敗します。そしてその失敗を助け合うために人が繋がった組織で物事に対応します。しかし、同じ失敗は多くても2回までが許容範囲になるでしょう。3回目からは同じ失敗をする人と言われることになります。明言されなくてもそういった印象を与えてしまいます。この負のイメージを払しょくするのは大抵のことではできません。これを避けるために1度目の間違いにて、その原因を確実に特定し改善することが必要になります。

しかし、これだけでは最も伸びている人と比べて成長速度が遅れています。それは、同僚や先輩・後輩でのミスや、自分に降りかかった出来事に対してどう振る舞うかが不足しているからです。ミスには例えば、資料印刷方法の間違いであったり、プレゼンテーション時の聴衆からの指摘などがあります。1回の物事において、人は何かおかしいと思ったり・感じたりすること、またそれを当事者に指摘することは限りがあります。これがほかの人と同じミスをしているのであればそちらに注力してしまい、ほかのところに目がいかなくなってしまいます。せっかく成長できる機会があったにも関わらずその種を見えなくしてしまうのは損です。自分への出来事では例えば、電話応対やメール文面に対する不快感があります。どちらも名前を間違えられた、強い言葉で表されて固まってしまったなど何度かあると思います。

こういった事象に対して、失敗したあいつが悪い、という思考は楽な対応は誰でも容易にできます。プレゼンテーションでの指摘は自分は受けないし、指摘された人の能力が劣っていると思うことは、気分がいいものでしょう。名前なんて間違うわけがないし、誰かに強く当たったりすることなんてしないと思うのはある意味で普通なのでしょう。たまたまその人が失敗しただけで、自分にはそんなことは起きない。そんな考えを持つでしょう。

ここで、自分は同じ失敗をしないかどうか、事前にどうやっておけば防げるのか、を思考する・できることが大切です。周りの人で起きた失敗を自分事として受け止められるようになりましょう。受け取った結果の態度や行為は、指摘された同僚や先輩・後輩と同列になります。そして周りからは、むしろ失敗していない分、ほかの人より先んじていると見られます。これによって、最初に述べた、能力があって著しく成長している社員と思われます。


社会人とこの生活において、周りの成長速度を超えるためには、自分が起こした失敗からの反省が必須になります。加えて、ほかの人の失敗・自分に降りかかった不満に対して、他人事で片付けるのではなく、自分事として対応できるかが重要になります。同様の失敗を起こさないか、どうやっておけば起きる可能性を少なくできるのかについて、事前に熟考している人は、著しく成長していると思われます。

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