幹事といった雑用は新卒なら率先して受け持つことが仕事の一つ

「飲み会の幹事誰かやってくれない?」この言葉で自分は当たらないようにと思っているなら、必見です。特に新卒時代ならお願いされることが多いでしょう。幹事は多くの人がやりたくないと思っているからこそ、仕事を引き受けましょう。

誰がやっても一定の成果が出る雑用については自ら率先して引き受けましょう。

社会人にて、入社した初めは業務内容を理解することが主な仕事になります。IT業界なのであればどういった技術で開発しているのか、競合他社とどのような差別化があるのか、社内の開発ルールはどのようになっているのか、など多岐にわたって知ることが必要です。会社の実情を把握できていない状況にて、瞬時に成果を出すことは求められていません。入社しないとわからなかったことについて時間をかけて自分のものにしてもらうのが第一です。

一方で、誰が担当してもある程度の成果となる雑用がたくさんあります。たとえば、先ほどの飲み会の幹事や電話取次、社内の簡単な清掃などです。これらは新卒の新入社員であっても、熟年のメンバーであっても、課長や部長といった役職のある方であっても、果ては社長であっても、かかる時間とそれの価値に大きな差はありません。その割に多くの人がやりたくない仕事として避けがちです。しかし、幹事であればせいぜい1時間もあれば日程・参加者調整、場所決め、店舗予約、開催情報の周知などの作業全てを完了できるでしょう。参加者は楽しかったという思いで幹事に感謝するでしょう。ただそれだけです。

しかし、こういった雑務を立候補することで他の人と差をつけるチャンスになります。特に新卒時代なら目立った存在として際立つでしょう。たとえばある人は魚介類アレルギーを持っているので魚介メインの場所を避ける、別の人は喫煙者なのでタバコが吸える場所にする、歓迎対象者が日本酒が好きなので多種類置いている店を選定するなどの心配りを受けると感動しますよね?簡便のため、雑務と明記していますが、この業務を乱暴、雑に扱っていいわけではありません。むしろ逆です。全てにおいて丁寧な行動を取りましょう。ただし、最初から完璧である必要はありません。前回良かった点を継続し、悪かった点を改善していけばいいのです。

こういった実績や雑務対応での気配りは同期との差別化になります。入社当時に業務成果に大きな差がない状況で、幹事を率先した実績が何回もあると必ず加点されます。なぜでしょう?成果が同じであっても、雑務に取り組んだ人はその分時間が短くなります。ということは同じ成果をより短い時間で達成しているということになります。複数の仕事を取り組んでも自分で管理できるという印象を持ってもらえれば、新しい案件についても早く担当されることになります。


電話取次や飲み会幹事を始めとした誰でもできて一定の成果になる雑用は、率先して引き受けることで同期との差別化を図りましょう。主業務については、短い時間で成果を出せることを実践していくことで、早く新しい案件にも担当してもらえるようになりましょう。

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