第三次リタイアブームと今後の予想

経済的自立

書籍やWebページなど、様々なメディアにて「FIRE」という言葉を目にします。これは、簡潔には仕事の悩みやお金の不安を解消し、定年を待つ前に退職することを意味します。

本稿では、定年前の退職、早期リタイアについて、これまでのブームと今後の起こるであろう形態について紹介します。

FIREムーブメントによる早期リタイアは3回目になります。これまでと違い最大の特徴は再現性の高さにあります。

誰もが古くから抱く早期リタイアの夢はその実現手法を変えながらこれまで何度もブームになっています。2021年現代では経済的自立による早期リタイアを意味する、FIREという言葉をよく聞きます。実際この言葉が使われるようになったのはここ最近の話です。

お金の不安を感じることなく定年より前にリタイアすることは、人々が労働に就くようになってから、永遠の欲求・要望といえます。詳細はお金のために働く必要がない!?経済的自立とは!?を参照ください。

第一次早期リタイアブーム;億万長者で資産の取り崩し

まず登場した、第一次早期リタイアは、定年前までに膨大に貯めた貯蓄をもとにするブームです。

これはビジネスでの成功や株の急騰といった手法で、実現できる人は限られていました

億万長者になった後は仕事をリタイアして資産を切り崩しながら、世界中への旅行やクルージング船の購入、豪邸の建築といった優雅な生活を送る生活をしていました。

第二次早期リタイアブーム;不動産投資による不労所得

億万長者になって資産を取り崩すブームから転機が訪れたのが、ロバート・キヨサキ著『金持ち父さん、貧乏父さん』です。本書の大人気により、不動産投資での不労所得をもとにした、第二次早期リタイアブームが起こります。

株や債券といった他の方法と異なり、融資を組めるという唯一の特徴を持つ不動産投資は、投資家の属性が重視されました。属性には年齢や職業、勤務年数、年収などで定期的に返済が可能かどうか、人を信用するためのもので、医師や弁護士などの特定の人が有利でありました。

ただ、第一次早期リタイアより高い実現可能性と対象可能数の多さからブームが巻き起こりました。

第三次早期リタイアブーム;4%ルールに基づく資産形成

第三次早期リタイアは、FIREムーブメントと呼ばれ、年間生活費の25倍から毎年4%分を切り崩す方法をもとにするブームです。FIREムーブメントや4%についてはFIREの4%ルールとは?を参照ください。

年間生活費の25倍を貯める手法は、不要な支出を削減して浮いたお金を運用に回し、そこから得たお金を再投資することです。概念的な貯蓄手法についてはたったの6ステップ!?経済的自立確保の手順とは?を、具体的な運用投資対象については経済的自立を目指すには米国株式投資が最適|初心者のための徹底解説をそれぞれ参照ください。こうしてお金が貯まると、株式や不動産、債権の様々な資産に分配させ、インフレ率を調整した4%で資産を切り崩しながら生活します。

投資に一定の得手・不得手があるにせよ、再現性・実現可能性が高い方法のため、多くの人が目指しています。早い人で30代で、多くが40~50代前半での達成に向けて猛進しているでしょう。特に初めては支出を把握することが大切になります。この理由については支出把握が経済的自立の確保に向けて重要である理由とは!?を参照ください。支出節約に向けて何から手を付けるべきかは固定費と変動費、最初に節約するのはどちらか?を参照ください。

なお、第二次早期リタイア期より不動産投資を実施する対象が増え、金融機関側のリスク低減により、融資を組める人、またその条件が緩和されました。この結果、不動産投資自体にもブームが再発しています。

30代に向けた具体的な資産形成手順については【徹底解説】30代の資産形成状況|これから始めるための最強の理論と手順を参照ください。

予想する第四次早期リタイアブーム;マイクロビジネスの普及

今後の予想としては、限定的・ニッチなビジネスを少人数または個人で経営するマイクロビジネスが普及すると想像します。

この理由には主に次の3つがあります。

一つ目は早期リタイアは手段であって目的ではないため、リタイア後の人生をつまらないものと感じてしまうでしょう。仮に40代でリタイアした場合、80歳まで生きるのであれば倍の人生を歩むことになります。必然的に1日の大半を拘束される仕事はある意味で幸福ではあったのです。

理由の二つ目には、人は同じ状況で居続けることに限界を感じる一方で、社会との何かしらの接点を持つことで幸せを感じることができるからです。社会・ある一手の集団の役に立っているという実感を得ることが、人生にとって大切なのです。

最後の理由として、2021年現在でも近しいことを実施できているからです。例えば広告収入を主としたブログや、動画配信、特定ノウハウ・知識の販売などがあります。これらは第三次早期リタイア者によって、今後容易に実現できるプラットフォームや手法の確立がますますなされていくでしょう。

リタイアブームの歴史と今後の予想まとめ

これまで早期リタイアには、億万長者を目指す第一次と、不動産投資での不労所得を目指す第二次とのブームがありました。

今回のFIREムーブメントを発端としたブームは高い再現性を持つ手法であるため、多くの人がその実現に向けて目指しています。将来のお金に対する不安を払しょくすることは誰しもの欲求なのでしょう。

個人的には今後、ニッチな市場に向けてビジネスを少人数で経営する、マイクロビジネス経営による早期リタイアへと発展していくと予想します。

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