【徹底解説】30代の資産形成状況|これから始めるための最強の理論と手順

経済的自立
  • なぜかお金が残らず、貯金ができない
  • 貯金がなく、将来に不安を持っている
  • お金を増やす投資をしてみたいけど、失敗したくない

このような不安を抱いているのは多いのではないでしょうか?貯金をしようと一念発起しても長続きできないことが多いです。リスクの高い投資を選択してしまうとお金が無くなって失敗してしまいます。

ここでは、これまで株式投資の経験5年以上とワンルームマンションを4室保有しているフラエメが資産形成の方法を解説します。具体的にはお金がない状況から脱却するための30代で取り組むべき方法についてイチからわかりやすく紹介しています。

本稿を読めば、資産形成に向けて最初に取り組むべき行動と、生活費の貯金が貯まった後に何に投資したらいいのかがわかります。

結論として、まずは緊急時の保険として6か月分の生活費を貯めることから始めます。その後は株式の投資信託で楽に時間をかけてお金を増やしていきましょう。

  1. 30代における平均の資産状況;36.5%が資産なし
    1. 30代の資産状況
      1. 平均収入(所得)額;300万円
      2. 平均支出額;280万円
      3. 平均貯蓄額;359万円
      4. 平均借入額;278万円
    2. なぜお金が貯まらないのか?固定費と変動費の考え
      1. お金を貯めるには支出の節約から
      2. 高い固定費を払っているものがないか
      3. 少額でも回数を重なると大金になる
  2. 資産形成とは現金や株式といった資産を増やすこと
    1. 資産形成には資産配分(アセットアロケーション)が重要
    2. アセットアロケーションの決定にはリスク許容度を考慮すべし
    3. アセットアロケーションとリスク許容度に基づいた資産の選定
    4. 資産形成の第一歩は6か月分の生活費貯蓄
  3. 30代のための最強の資産形成術。積極的な投資が最適
    1. 資産形成の前段階;支出把握の重要性
    2. 30代のためのアセットアロケーションは現金:株式=2:8の割合
    3. なぜ株式投資が優れているのか;手軽さと収益性の観点から。
      1. 株式:手軽に開始でき、高い収益性を持つ資産
      2. 債券:手軽に開始できるが、収益性は期待できない資産
      3. 不動産:安定した収益性だが、手間のかかる資産
      4. 貴金属:手軽に開始できるが、債券以上に期待できない収益性の資産
      5. 仮想通貨:一攫千金を狙うための資産
      6. 資産特徴のまとめ:30代では株式投資が最適
    4. 株式投資では楽に継続できる投資信託がおすすめ
  4. 30代の最強の資産形成方法まとめ

30代における平均の資産状況;36.5%が資産なし

ここでは30代を中心とした資産の状況と、なぜお金が貯まらないのかについて整理していきましょう。

資産状況では平均収入・支出・貯蓄・借入額の4つを紹介します。次のお金が貯まらない要因を分析するためとして、固定費と変動費について説明します。

30代の資産状況

ここでは30代と全世帯での資産状況を比較することで、30代のリアルの状況を把握しましょう。具体的には4つの金額、平均収入・支出・貯蓄・借入額を見ていきます。

なお、特段の明記がない限り30代の統計結果については、令和元年(2019年)「金融広報中央委員会 知るぽると」による『家計の金融行動に関する世論調査』から抜粋しています。他に、全世帯に関しては、同じく2019年「厚生労働省」による『国民生活基礎調査の概況』から抜粋しています。

平均収入(所得)額;300万円

初めに30代の平均収入(所得)額を見てみましょう。税引後では、平均が300万円で中央値も300万円です。

内訳は以下の通りになります。

収入(所得)帯割合(%)
収入なし5.5
300万円未満38.6
300~500万円未満44.3
500~750万円未満10.0
750万円以上1.6
30代における収入(所得)帯とその割合

最も多いのが300~500万未満で44.3%になり、収入なしを含め500万未満が全体の88.4%を占める結果です。

年間の収入(所得)が500万未満は30代では普通ですので、特段気にする必要はないですね。もし500万以上を稼いでいるのであればその調子で頑張っていきましょう。

次に、全世帯での平均収入(所得)額は552万円との調査結果があります。こちらは40代や50代といった働き盛りの年代も含めての額になります。平均だけを比較すると252万円の差がありますね。月に換算すると20万円です。このため、ゆくゆくは今の月収に20万円追加されると想定指定問題ないでしょう。

30代というのは20代と比べ中堅の域に達してきたけど、働き盛りの主力とまではいかない年代なのでしょう。この考えが収入(所得)からも伺えます。この時期にいかに資産を増やすことができるかというのは後々に大きく影響するでしょう。

平均支出額;280万円

平均支出額に関しては、30代、全世帯ともに統計結果がないため、別途参照します。参照先は令和3年(2021年)「厚生労働省」による『家計調査』です。

家計調査によると2020年の全世帯でのひと月当たり平均支出額が233,568円とのことです。したがって、年間に換算すると約280万円となります。

内訳は以下の通りになります。

項目月平均支出額(円)割合(%)
食費66,67828.5
交通・通信32,43213.9
教育娯楽21,8099.3
住居18,6208.0
光熱・水道7.8
保険医療11,8005.1
家具・家事用品10,1594.3
被服及び履物7,6913.3
教育6,7112.9
その他39,36016.9
月平均支出額の内訳

食費が最も高額で28.5%占めており、次いでスマホを含む交通・通信で13.9%となっています。節約として額に大きな影響を持っていることがわかります。

平均貯蓄額;359万円

30代で貯蓄がある割合は63.5%で、ない割合は36.5%になります。約4割の人が貯金がないということになります。

63.5%の貯蓄がある人での平均は572万円、中央値が300万円です。

内訳は以下の通りになります。

貯蓄帯割合(%)
100万未満22.3
100~200万未満15.5
200~300万未満10.1
300~400万未満5.8
400~500万未満5.4
500~700万未満10.1
700~1,000万未満7.9
1,000~1,500万未満9.7
1,500~2,000万未満3.6
2,000~3,000万未満5.4
3,000万以上1.1
30代における貯蓄額の内訳

1,000万以上貯蓄している人も2割近くいることから、平均が572万円と高いのはこの人たちが押し上げているからでしょう。中央値の300万円程度を貯蓄できているとよいですね。

貯蓄している中でも100万未満の人が2割以上いるのも事実です。

平均貯蓄額572万円の資産内訳は次の通りになります。

資産項目金額(万円)割合(%)
預貯金(うち定期性預貯金)281(98)49.1(17.1)
株式12421.7
生命保険396.8
投資信託396.8
その他8915.6
平均貯蓄額の資産内訳

貯蓄している人の5割近くは預貯金で占めていることがわかります。株式や投資信託といった投資に関しては28.5%です。

貯蓄金額を全世帯に広げてみると、平均が1,077万円になります。30代以降の貯蓄割合が増えていくことがわかります。今は金額が少なくとも今後増えていくことが期待できると言えます。

平均借入額;278万円

最後に借入(借金)について見ていきましょう。

30代で借入がある割合は22.8%で、ない割合は77.2%になります。2割強の人が何かしらの借金をしているということです。学生時代に借りた奨学金であったり、マイホームを購入する際の住宅ローンなどでしょう。

借入がある世帯での残高では平均が278万円、中央値が90万です。

内訳は以下の通りです。

借入残高帯割合(%)
50万未満33.0
50~100万未満17.0
100~200万未満14.0
200~300万未満12.0
300~500万未満9.0
500~700万未満1.0
700~1,000万未満4.0
1,000~1,500万未満2.0
1,500~2,000万未満2.0
2,000~万以上3.0
30代における借入残高の内訳

8割近くが500万未満の借入があることがわかります。ここは奨学金などでしょう。反対に1,000万以上の割合が少ないということは30代ではマイホームを購入している人というのはまだ少ないと言えます。

借入残高を全世帯に広げてみると、平均が425万円になります。全世帯になると奨学金よりもマイホームの購入による重みが大きくなり平均が上がったのでしょう。40代以降では借入が増えることを考慮に入れておく必要がありますね。

なぜお金が貯まらないのか?固定費と変動費の考え

ここでは、まずお金の絶対的な方式について整理します。次に先の方式を前提に、お金が貯まらない理由を紹介します。

お金を貯めるには支出の節約から

お金が貯まらないというなら、まずはお金の絶対的な方式について改めて気づくことから始めましょう。お金の絶対的な方式とは貯蓄額は収入額から支出額を引いたものである、ということです。式にすると「収入額ー支出額=貯蓄額」と表せます。

「収入額ー支出額=貯蓄額」を見て何を当たり前と思うかもしれません。しかし、誰しもこの方式からは逃れることはできません。新卒で入社1年目の人であっても、20年以上働いているベテランであっても、1億円以上の資産を有しているお金持ちであってもこの方式に従って生活しています。詳細を知っておきたいならお金の絶対的な方式を参照ください。

収入を増やすのは難しいですが、他方の支出を減らすのは容易です。支出を減らすには無駄なモノの購入を止めたり、使っていないサービスを停止することで実現できます。

お金を貯める第一歩としては、まず支出の節約に励みましょう。

高い固定費を払っているものがないか

お金が貯まらない理由には支出が高いことです。最初に見るべきは高い固定費を払っていないか確認することです。

固定費には家賃やインターネット回線代を始めとし、他に動画視聴サービスといった定額のサブスクリプションといったものになります。価格の高いものから低いものまでありますが、大切なのは利用していなくても毎月一定額を支払うものであるということです。

使っていないサービスはありませんか?あるいは無くても困らないのであれば解約してみてはどうでしょう。価格の安い別のサービスへの利用も検討してみませんか?

固定費を少なくすることができるとみるみるうちにお金が貯まりますよ。

少額でも回数を重なると大金になる

支出が高いとお金が貯まらないのですが、固定費以外にも原因はあるかもしれません。1回の代金は少額でも何回も似たような支払いを続けていることはありませんか?

例えば、喫茶店でコーヒーを飲むというのは安くて360円程度で済みます。あるいはコンビニに立ち寄って飲み物やお菓子を含む軽食を購入するというのはあると思います。これらはその場で支払う金額としては少ないため、気楽に行動してしまいます。

しかし、喫茶店でのコーヒーを週に2・3回繰り返すだけで、年間3.7~5.6万円にもなってしまいます。

この支払いを特にラテ・マネーと呼びます。意識せずに大金になってしまう恐ろしさを持っているのです。

少額の代金でも回数が重なり年間に換算すると大金になります。ここを節約できるとお金が貯まりますよ。

資産形成とは現金や株式といった資産を増やすこと

ここまでで30代の収入や貯蓄といったお金の事情と、なぜ貯蓄できないのかについて整理してきました。

本項目では資産形成、つまり資産を増やすことにおいて重要な考えについて紹介します。ここで資産とは現金(お金)を始めとし、株式や債券に加え、不動産や金といったものになります。

本稿で解説する重要な考えは、具体的には下記の3つになります。

  1. 資産形成には資産配分(アセットアロケーション)が重要
  2. アセットアロケーションの決定にはリスク許容度を考慮すべし
  3. アセットアロケーションとリスク許容度に基づいた資産の選定
  4. 資産形成の第一歩は6か月分の生活費貯蓄

一つずつ見ていきましょう。

資産形成には資産配分(アセットアロケーション)が重要

資産形成における重要な考えの一つ目には、適切に資産を配分させることが大切である、ということです。この資産配分のことをアセットアロケーション(asset-allocation)と呼びます。

仮に一つの資産、例えば現金のみで構築する場合を考えてみましょう。現金はいつでも使えることで最も流動性の高い資産と言えます。

現金だけを保有している場合、経済成長やインフレによる価格上昇に耐えられないリスクを抱えてしまいます。価格上昇によって商品の価値が向上し、結果として現金の価値が下がってしまうことです。例えば150円のペットボトルのお茶が、インフレにより160円になれば、差額の10円分の商品価値向上となります。しかし、これは逆にこれまで150円で買えていたのに追加で10円多く支払う必要があり、現金の150円の価値が下がったことを意味するのです。

仮に現金に加え株式を保有しているのであれば、経済成長やインフレに伴い株式資産の価値が増加するでしょう。結果、現金だけを保有する状況よりリスクの低い資産形成と言えます。

このように、保有する資産はリスク分散のため適切に配分する必要があるということを覚えておきましょう。

アセットアロケーションの決定にはリスク許容度を考慮すべし

資産形成にてアセットアロケーションの考えが大切であると説明しました。では、このアセットアロケーションは全員が共有の最適な割合というのはあるのでしょうか?ありません。人によって状況が違いますので、アセットアロケーションをどのようにするのかも人によって異なります。

資産形成で二つ目に重要な考えは、アセットアロケーションを決定する際には自身のリスク許容度を考慮に入れる、ということです。資産形成の際にはどの程度のリターンを求めるかではなく、どの程度のリスクであれば許容できるのかを考えましょう。

リスク許容度とは、投資に対してどれだけのリスクを負っても問題ないかを意味します。例えば資産が100万しかない状況であっても、10万円までなら損失しても問題ないのか、それとも50万円まで問題ないのかを理解することです。特に人は増えることより損することのほうが感情が動く性質を持っているため、損失に対する許容を把握することは大切です。例えば100万円を得たのと、100万円を損したのであれば、感情の振れ幅が大きいのは後者の損したほうなのです。金額は同じなのにです。

リスク許容度には下記の5つが関係してきます。

  1. 収入:多い収入のほうがリスク許容度は高いです。
  2. 保有資産:多くの資産を保有しているほうがリスク許容度は高いです。
  3. 年齢:年齢の若いほうがリスク許容度は高いです。
  4. 投資経験:長く投資を経験しているほうがリスク許容度は高いです。
  5. リスクに対する気持ち:投資に積極的なほうがリスク許容度は高いです。

これら5つの要素に基づいて自身のリスク許容度を考えましょう。

例えば、若年ではあるが、保有資産が少なく投資も未経験で消極的なのであればリスク許容度は低く、安定を重視した資産形成に取り組むべきでしょう。同じく若年ではあるが高収入・資産も多く持っており積極的に投資したいのであればリスク許容度は高く、収益を重視して取り組むとよいでしょう。

アセットアロケーションとリスク許容度に基づいた資産の選定

資産形成の際に考えるべき三つ目の重要な点は資産をどのように選定するかです。改めて資産とは、現金を始め、株式や債券、不動産といったものになります。ここではさらに細分化して、日本・米国・新興国といった地域による区別を追加しましょう。したがって、株式の中にも日本株式、米国株式、新興国株式とより粒度の細かい資産となります。

細分化された資産間での相関関係が資産選定に重要です。相関関係とは、2つの資産における連動性を意味し、一方の価値が上昇すると他方の価値も上昇すると正の相関がある、反対に一方が上がると他方が下がると負の相関があると言います。相関の値がプラス1に近いほど正の相関が強く、マイナス1に近いほど負の相関が強いことを意味します。

仮に、正の相関関係を持つ資産のみでアセットアロケーションを構築した場合、当初の目的であるリスク分散を達成できません。資産間で似た値動きをするということは、一方が下落した際他方も下落してしまうからです。

大切なのはアセットアロケーション全体で資産間の相関をバランスよくさせることです。この時にリスク許容度を加味して多少、積極・悲観的に資産を選定するとよいでしょう。

世界の資産運用会社の大手であるJP・モルガン・アセット・マネジメントでの調査によると資産間の相関関係は次の図の通りになります。

JP・モルガン・アセット・マネジメントでの資産クラス間の相関係数の調査

種類が同じ資産間は、地域による差はあるにせよ、正の相関が強いことが確認できます。例えば日本株式と米国株式は直近3年では0.80、直近10年でも0.65です。反対に負の相関を持つのは株式と債券・現金であることも確認できます。

自身のリスク許容度に応じてどの資産をどの程度保有するのかを選定していきましょう。

資産形成の第一歩は6か月分の生活費貯蓄

ここまでで、資産形成で重要なアセットアロケーション、リスク許容度、資産選定方法について見てきました。

しかし、最も重要で第一に取り掛からないといけないのが、6か月分の生活費を貯めることです。リスク許容度が低く6か月では不安というのであれば12か月、1年分にしましょう。大切なのはもしもの時の現金があるということです。

生活費の貯蓄というのはどんな人であっても絶対に達成する必要のある項目です。もしもというのは起こらないほうがいいのですが、起きた際にお金に不安を感じることは避けなければなりません。ケガをしてしまい入院費を払う必要が出た、病気になって働けなくなった、会社をクビになったなど原因は様々ですが、一時しのぎとして緊急に使えるお金を用意しておきましょう。

30代の36.5%が貯蓄がないということなので、まずはもしもの時の生活費を貯めることから始めましょう。

30代のための最強の資産形成術。積極的な投資が最適

ここでは30代のための資産形成について整理します。30代では積極的な投資、特に株式投資、その中でも楽に続けられる投資信託がおすすめです。

本節では以下の4つを用いて解説します。

  1. 資産形成の前段階;支出把握の重要性
  2. 30代のためのアセットアロケーションは現金:株式=2:8の割合
  3. なぜ株式投資が優れているのか;手軽さと収益性の観点から
  4. 株式投資投資では楽に継続できる投資信託がおすすめ

では、これらについて見ていきましょう。

資産形成の前段階;支出把握の重要性

資産形成の前に収支の把握、特に何にいくら支払っているのかを整理することが肝心です。使途不明金があれば、資産形成に対して希薄な意識で挑んでしまい、非効率だからです。

ここで思い返してほしいことがあります。新卒で入社した際の月収と今の月収。今のほうが多いと思いますが、生活の質は高まったでしょうか?あるいは貯蓄が貯まっているでしょうか?質の向上または貯蓄がある方は素晴らしいです。そうでない人は落ち込まないでください。多くの人が経験することです。

何気なく生活していると増えた収入分に応じて支出の額も増えるのです。例えばコンビニでお菓子をついつい手に取ってしまうなどによってお金が無くなっていきます。

支出が収入と同じでは資産形成するための種銭を増やすことができません。このため、資産形成の前に、まずは支出を把握することを心がけましょう。この時最初から詳細に把握しようとすると失敗します。まずは毎月いくら使っているのかということからでよいでしょう。

支出把握の重要性の詳細については支出把握が経済的自立の確保に向けて重要である理由とは!?を参照ください。

30代のためのアセットアロケーションは現金:株式=2:8の割合

6か月間の生活費を除き、30代のためのアセットアロケーション(資産配分)は現金が2割、株式に8割がいいでしょう。リスク許容度が高いのであれば株式を9割に増やしてもいいですね。

古くは年齢分の割合(つまり、35歳なら35%)を現金や債券といったリスクの低い資産に配分するのが適していると言われています。しかし、実際にこの通りに実施すると低リスクの資産からの収益性が低いのが現実です。

30代というとこれからまだまだ働けますし、安定した毎月の収入があるため、低リスクの資産に配分する必要はありません。30代では積極的な資産形成を実施する時期です。ただし、6か月分の生活費は必要ですよ。

生活費とは別の現金を持つ理由としては次のことが考えられるからです。

  1. 友人の結婚式に向けたご祝儀
  2. 亡くなった遺族への香典
  3. 自己投資に向けた急な出費

ご祝儀や香典を始め、自己投資への出費というのはいつ起こるのかわかりません。この際に株式を売却するようなことがあってはせっかくの資産形成が無駄になってしまいます。急な出費に備えた資産を用意しておくと安心です。

他の理由として、コロナ禍等による株価暴落時に現金をもって資産の買い増し可能ということも挙げられます。

なぜ株式投資が優れているのか;手軽さと収益性の観点から。

30代のアセットアロケーションは8割を株式で保有するのがいいとのことですが、なぜほかの資産ではないのでしょうか?ここではこの疑問に手軽さと収益性の観点から整理します。

株式のほかに代表的な資産には、債券や不動産、金を始めとした貴金属、加えて最近では仮想通貨があるでしょう。以下に列挙します。

  1. 株式
  2. 債券
  3. 不動産
  4. 貴金属
  5. 仮想通貨

次では各資産の基本的な特徴について紹介します。

株式:手軽に開始でき、高い収益性を持つ資産

株式に投資するには証券会社への口座開設で開始できます。加えて投資にかかるお金も数万円からとお手頃です。

収益性に関しても、テンバガーと呼ばれる株価が10倍になる銘柄があることに加え、配当という株式を保有しているとお金を得られる制度があります。

債券:手軽に開始できるが、収益性は期待できない資産

債券は株式と同様に証券会社への口座開設で開始できる手軽さがあります。投資費用についても同額程度の数万円からになります。

一方で債券は株式と比べ安定資産と呼ばれることがあり、性質としては定期預金に近いです。したがって、収益性は低いです。

不動産:安定した収益性だが、手間のかかる資産

賃貸を主とした不動産では物件購入から管理の際に、様々な決断事項があり手間のかかる投資になります。投資にかかる費用としても数十万円は必要になります。物件価格によっては百万円を超えることもあるでしょう。

不動産からの収益性は、毎月の安定した家賃により、他の資産と比べ圧倒しています。ただし、不動産を保有しているだけでは得られません。そこに入居する人が必要です。

貴金属:手軽に開始できるが、債券以上に期待できない収益性の資産

ここでは、金といった現物ではなく有価証券としての貴金属で考えます。有価証券ですので、証券口座の開設による購入できるようになります。積立などの制度があれば千円といった少額から開始できます。

しかし、収益性については最も低いです。有事の安全資産と呼ばれる貴金属では経済が混乱した際でも、安定した価格推移となります。逆に言うと普段では収益に期待できないということです。

仮想通貨:一攫千金を狙うための資産

仮想通貨を始める際には、仮想通貨取引所の口座を開設します。価格も一円以下から数百万以上の通貨があります。

ビットコインといった株式のテンバガー以上の高騰となる通貨がありますが、反対にいつまでたっても上昇しないこともあります。場合によっては元手全てを失う可能性も秘めているのです。

資産特徴のまとめ:30代では株式投資が最適

株式・債券・不動産・貴金属・仮想通貨の5つの資産についての特徴を整理してきました。下記表に改めてまとめます。

資産手軽さ収益性
株式
債券
不動産×
貴金属×
仮想通貨×
5つの資産の特徴まとめ

30代では手軽に開始できて収益性もある株式投資が最も適していると言えます。

株式投資では楽に継続できる投資信託がおすすめ

資産の8割を株式投資に配分するのがいいと述べてきましたが、ソフトバンクグループや花王といった個別銘柄を選定して投資するのでしょうか?いいえ。そうではありません。

投資を始めたばかりでは、何をしたらいいのか、どういう状況なら売買に適しているのかといったことがわからず不安になってしまいます。この不安によって資産形成が遠のいてしまう恐れがあります。

投資初心者が抱える不安を解消するのが投資信託への投資になります。投資信託とは日経平均株価といった指標と連動させる運用成果を目指す有価証券になります。日経平均株価が上昇したら同じように上昇させる運用を勝手に行なってくれます。投資家はどの投資信託(指標)にお金を入金するかを決めるだけです。

加えて投資信託には積立投資という制度の利用が可能です。積立投資とは毎月決まった日に決まった金額で投資信託の購入を実施してくれるものです。SBI証券では三井住友のクレジットカードから積立設定が可能で、さらにクレジットカードでのポイントが付与されるため、お得に投資できます。

このように購入先を選定し積立の設定を行なえば、自動で運用してくれる投資信託は、手間のかからず楽で継続できるのでおすすめです。


30代の最強の資産形成方法まとめ

本稿では最初に30代のリアルな資産状況を様々な調査結果を元に報告してきました。なんと36.5%の人が貯蓄がないという状況でしたね。お金が貯まらない理由として高い固定費の支払いや回数の多い変動費のどちらかでしょう。これらに気を付けるとよいでしょう。

資産形成を始める前には支出を把握し、6か月分の生活費を貯めることから行ないましょう。もしもの時に必ず救ってくれるものです。資産形成を実際に始める際には自身が取れるリスク許容度に応じて資産を配分する、アセットアロケーションの考えが重要であると解説しました。

独身や結婚して子供のいない30代では比較的積極的にリスクが取れる時期です。現金を2割、残りの8割を株式、特に投資信託に配分するのが最適と言えます。

将来に対する不安を解消するためにお金を増やす方法として、株式への投資信託を開始していきましょう。

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